運転が苦手、オンコールも負担|50代看護師が訪問入浴に辿り着くまで

看護師の働き方

これまで、正社員を辞めて派遣を選んだ理由や、訪問入浴に向いている人・向いていない人について書いてきました。

今回は、もう少し踏み込んで「なぜ数ある選択肢の中で訪問入浴だったのか」を書いてみようと思います。

在宅という現場が好きだった

病院や施設ではなく、「おじゃまします」と、利用者さんのお宅に伺って働く。その空気が私は好きでした。

利用者さんが普段暮らしている家で、その人らしい生活に関われることに魅力を感じていました。

訪問看護の仕事自体には、不満も不安もなかった

在宅に関わる仕事として、訪問看護も経験しました。利用者さんやご家族とじっくり関われる、とてもやりがいのある仕事でした。50代になるまでいろいろな現場を経験してきましたが、責任の重さやその内容に、特に不満も不安もありませんでした。

ネックだったのは、運転です。運転が得意ではなく、事故が怖いという気持ちもありました。

50代になって、年々、狭い道や車庫入れが負担に感じるようになっていました。訪問看護は自分で車を運転して利用者さん宅を回るので、この負担は避けられません。

運転が要らない、施設内の訪問看護も探してみました。でも、なかなか思うような求人が見つかりませんでした。それに、施設内の訪問看護は、結局「施設の延長線」という感じもあるんですよね。住み慣れたお宅にお邪魔する、あの在宅の感覚が薄れてしまう気がしました。

でも、オンコールも負担だった

それに、訪問看護にはオンコールもあります。休日でも、いつ呼ばれるか分からない。その前提があるだけで、完全に気持ちが休まる日がありませんでした。

運転のこと、オンコールのこと。両方を考えると、このままの形で在宅に関わり続けるのは難しいと感じるようになっていました。オンコールの詳しい話は、また別の記事で書こうと思います。

その答えが訪問入浴だった

そんなときに、メディカルコンシェルジュ(登録はこちら≪MC─ナースネット≫)から紹介されたのが、訪問入浴でした。

訪問入浴は、看護師・介護士・ドライバーの3人1組で動きます。看護師は運転をしません。オンコールもありません。

それでいて、利用者さんの自宅に伺う仕事です。運転とオンコールの負担が無くなって、それでいて在宅の感覚はそのまま残る。ちょうど探していた答えでした。

もちろん、訪問看護ほど深く利用者さんに関わるわけではありません。体調確認や入浴の可否判断など、看護師としての役割はありますが、訪問看護のような継続的な医療管理やオンコール対応はありません。そこには、正直「気楽さ」と「物足りなさ」の両方があります。

ただ、利用者さんやご家族との関わりが無いわけではありません。介護士さんが入浴の準備をしている間、バイタルを測りながら利用者さんと世間話をする時間があります。その何気ない会話も、私は好きです。

深く関わりすぎない。でも、関わりが無いわけでもない。今の自分には、そのくらいの距離感がちょうどいいと感じています。

まとめ

訪問看護の仕事自体は、今も嫌いではありません。ただ、運転とオンコール、この2つが年々自分には負担になっていました。

「仕事が嫌になった」のではなく、「今の自分に無理なく続けられる形」を探した結果が、訪問入浴でした。これは50代に限らず、30代でも40代でも、当てはまる人がいるんじゃないかと思います。

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